不思議なものですね私は欲が出てきたみたい

タイトルはaikoの「どろぼう」という曲の歌詞なんですけど、アイドルのファンをやっていると段々と欲が出てきてしんどくなりません???私だけですか???

 

一番ヲタクをやっていて楽しかったのは中学生の時で、テレビとか雑誌とかのメディア出演だけですっごく幸せだった。JUMPがMステに出る前日とか友達に、

「JUMPが出るMステまであと36時間23分だよ~♡」

とかルンルンで話してた。大分迷惑だったと思う。

地方民だったから、関東ローカルのJUMPのレギュラー番組は当然見れなかったし、当時の担当であった知念君の主演ドラマである「スプラウト」もたかちねフランス旅も見れなかったし、うるぱわは春秋の番組改正で何度も聴けなくなった。コンサートだってヲタクになって初めの頃は行けなかったし、中学生だけの遠征は厳しかったからいろいろと制限があって参戦するのも一苦労だった。

こうやって改めて挙げてみると結構過酷な状況でヲタクをやっていたんだなって思う。でも、こんな状況でもJUMPのファンやってて十分幸せだった。東京方面の山を見ながら、JUMPもあの向こうで頑張っているから私も頑張ろうといちいちセンチメンタルになっていた。

 

十分幸せだって思えていたことが幸せだったんだって今思う。

 

やっぱり、関東に上京してきて、関東ローカルが見れるのが当たり前で会場が近くて番協にも行けて、成人して一人でだって遠征にも行けてある程度お金があると、欲が出てきてしまう。

欲が出てくると楽しいこともあるけどちょっとしんどくなることも増える。

多ステしたい、自担にもっと会いたい、自担サイドの席に入りたい、お気に入りの曲で使われるステージ側に入りたい、ファンサが欲しい、あわよくば自担からのファンサが欲しい、、、

 

ちょっと話がずれるんだけど、前にaikoのコンサートに行ったとき、運よく私の声が届いてaikoと喋ることができた。あと、私の質問がツアーのパンフレットに載ってaikoがわざわざ絵までつけて答えてくれたりした。こんなことがあったから、私はaikoをすごく身近に感じてたんだけど、aikoと喋ったライブの後に私の席の後ろの子が、

 

「あなたが喋ってくれたおかげで私もaikoの視界に入ることができました!ありがとうございます!」

 

って言ってくれて、ああ、私は視界に入るだけで幸せになれる人と喋ってしまったんだって思ったんですよね。それに気づいた時に、やっぱり、aikoもJUMPもちょっと遠い存在でいた方が幸せなのかもしれないと思った。その話しかけてくれた女の子が、話した私と同じくらいかそれ以上に幸せそうだったから。

 

まあ欲が出て苦しむのは私みたいなアホなヲタクだけかもしれないね。後世はもっと優秀なヲタクになりたいと思います。その前に後世はジャニヲタにはなりたくないです。